ご挨拶

近年、健康と運動は切り離せないものになってきており、生活習慣病予防や抑制、生活機能レベルの低下の予防が期待されます。当薬局では、2016年から健康運動指導士が所属する健康事業部を立ち上げ、薬局を窓口とした、「地域高齢者を対象とした集団運動指導」、「患者の病状・状態に応じた個別運動指導(テーラーメイド運動指導)」、また「病院と連携した運動指導」などを実践しています。お薬のことだけでなく運動を通して健康をサポートし、地域医療に貢献します。

杉山薬局 健康運動事業部一同

トレーナー紹介

Masahiro Takemura (健康運動指導士)
はじめまして!当薬局では居住地区への出張型集団指導「出前講座」、在宅や薬局窓口・病院派遣型「テーラーメイド指導」を展開しています!皆様に「健康になるための運動」を提供します!興味がある方はお気軽にご相談ください。
資格
2001年日本アロマテラピー協会認定アドバイザー
2002年ロイヤルライフセービング・ブロンズ(CPR)
2004年福岡大学スポーツ科学部スポーツ科学科卒
2007年健康運動指導士取得
2010年JHCAホリスティックコンディショナー取得
2016年日本スロージョギングアドバンスインストラクター
健康運動指導士再取得
2019年健康経営エキスパートアドバイザー
2021年日本サルコペニアフレイル指導士
現在に至る
主な活動

2016年 (有)杉山薬局 健康運動事業部の創設に携わる。

~山口県~   【下 関 市】
・下関市役所受託事業(介護予防教室、オレンジカフェ、スロージョギングなど)
・定期教室の開催(市内7教室)     
・医療法人三陽会 前田内科病院 透析患者向けの個別運動療法
・医療法人三陽会 きし腎泌尿器科 透析患者運動習慣調査

~山口県~   【 萩  市 】
・エフエム萩ラジオパーソナリティー「運動と健康」(~2018迄)
・定期教室の開催(市内1教室)
・介護予防教室、親学講座、子育て支援講座、市役所委託事業 

~山口県~   【宇 部 市】
・宇部市スポーツコミッション人財バンク登録指導者 (スロージョギング®走り方講習会、宇部志立市民大学 健康学部講座担当講師)

~福岡県~   【福 岡 市】
・八田内科医院 元気塾運動担当講師

~福岡県~  【久留米市】
「おたっしゃ出張講座」担当講師

~福岡県~  【筑後市】
・すぎやま薬局羽犬塚店 (2階)にて、個別運動指導を展開(2019年~2022年3月)

指導方針

運動指導方針

「健康状態が良い・悪い」とは必ずしも「病症の有る無し」や
「病状の良し悪し」によって判断されるものではないと考えています。
良い健康状態とは、日々変化する身体の状態に対して…
○適度にカラダを動かすこと
○適切な食事を摂ること
○必要な休息を感じ取れること
 以上の3項目を「健康的指標」と位置付けてストレッチとトレーニングを活用して良い健康状態を提案していきます。

当薬局は居住地区への出張型集団指導「出前講座」、在宅や薬局窓口・病院派遣型「テーラーメイド指導」を行っています。

お問い合わせはこちらから

090-7920-0722(※対象地域: 福岡・山口県)

初回体験の流れ

初回体験会の流れ(通常価格4,950円→初回体験1,000円

初回体験とは、運動の目的を明確にするための時間です。担当トレーナーがカウンセリングを行ないます。その流れは4つのステップに分かれています。通常セッションでも流れは同様であり内容はそれぞれの目的によって異なります。

STEP1:チェック

チェックとは身体の現状を把握します。チェックの時間では、姿勢バランス・筋肉の働き(力の発揮)・静的/動的な柔軟性などを確認して原因を探していきます

STEP2:修正

修正とはSTEP1で浮き出た課題に対して、①筋肉、②関節、③内臓、④自律神経などの多角的な刺激を与えることで動作改善や力の発揮が行ない易い状況を作るための方法を指します。これまでの運動指導においては①を指導するケースが大半であったと思います。しかし、姿勢や日頃の動作が偏った状態では運動を指示通りに出来ない事の方が多いようです。そのため弊社ではトレーナーが手を携えることで②~④の刺激を与えて①を実現しやすくすることは大変重要だと考えています。

STEP3:再チェック

STEP2での刺激がご自身の身体に合っているか否かをSTEP1のチェックを用いて再度確認します。ここではトレーナーとお客様が情報共有をします。その過程の中で改善効果を感じられる刺激を中心に運動プログラムを作成していきます。実際の体験ではSTEP2とSTEP3は相互に行き来し身体の反応を何度も確認していきます。

STEP4:強化

強化とは、弱い筋肉に適正な負荷を与えて筋肉を強く働ける状態にします。根本的な改善には筋力トレーニングは避けては通れません。ここでは①のエクササイズを徹底して行います。

筋肉バランスの不均衡は慢性的な痛みや障害を招くと言われているため、弊社では「強化の時間=STEP4」を必ず行います。「筋肉は1日にしてならず」ですから継続することが大切です。一緒に身体を変えていきましょう!

運動指導の一例

・透析患者の個別指導

運動を始めた短期間(3ヶ月)により多くの刺激を与えることを目標にし、3つのステップ方式に従い運動を実施しました。
ステップ①
身体の動かし方を思い出すことに重点を置き、左右それぞれの足を自動介助しながら行ないました。
ステップ②
ステップ①で思い出した動きに抵抗をかけることにより身体を支えるための筋肉強化を図りました。
ステップ③
強化を図った筋肉を使い、可動域を広げるよう自動運動を中心に行ないました。

結果

患者さんは、「普段の生活で足にしっかり力が入る」「出かけることが増えた」「周囲から歩きがしっかりしたと言われる」など、健康運動指導士が個別運動指導を行うことで運動能力が向上しました。この結果は中国腎不全研究会にて報告しています。

学会発表

○第11回日本サルコペニア・フレイル学会(2024)
「地域高齢者に3か月間の包括的運動プログラムの実施が身体機能に及ぼす影響」

○第14回日本腎臓リハビリテーション学会(2024)
「透析患者への運動療法実践による専門知識の深化と腎臓リハビリテーション指導士取得への影響」

○日本透析医学会(2022)
「健康運動指導士による運動効果の検討~透析患者のロコモティブシンドローム新基準照査結果~」

○日本透析医学会(2019)
「健康運動指導士による個別運動指導をした9症例のまとめ」

○日本透析医学会(2018)
「健康運動指導士による運動効果の検討」

○山口県西部透析症例検討会(2017)
​「健康運動指導士による透析中の運動効果の検討」※スライド発表

○中国腎不全研究会(2017)
​「健康運動指導士による透析中の運動効果の検討」